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この木何の木・実のなる木 その後

2022年11月3日 ご近所の空き家の庭木、今年も黄色い果実をつけています。今年は、2個と少なめです。

2021年12月25日投稿「この木何の木・実のなる木」から10ヶ月、まだ何の木か分かりません。
今回こそは、解明しようと思い調べてみました。

今時期、黄色の果実が付き、外観が似ている木をインターネットで探しました。
果実の色・形から、候補を西洋梨(ル・レクチェ)とカリンの2種に絞りました。

インターネットからの果実の写真だけでは、判定できません。
調べていくとカリンについての特徴を説明したサイトにたどり着きました。
特徴その1 10月には黄色く熟し、芳香がある。
特徴その2 庭や公園に植採される。
      →庭木として植えられている。
特徴その3 樹皮は灰緑褐色で平滑、鱗片状に剥がれる。
      →写真を拡大するとそれらしい部分がある。

特徴その4 葉は互生し、葉身は倒卵状楕円形。基部は丸く、縁には細かい鋸歯がある。
      →紅葉した葉の縁をよく見るとギザギザがある。 

<<< 結論 >>>
カリンに決定です。 スッキリ!!

七郷堀をたどって(2)

2022年11月2日 「七郷堀をたどって(1)」の続きです。

前回は、スーパーから養種園跡(若林区役所)、七郷堀・鞍配堀分水堰までした。
今回は、JR新幹線・東北本線の下を通り広瀬川の取水口まで行きます。(撮影日 2022年10月30日)

JRの高架橋を越えたあたりが南染師町です。(撮影地点G・H)
ここ南染師町は、伊達藩のお抱え染師が住んでいた場所であり、七郷堀を利用して染物をしていたそうです。

大きな通り(昭和市電通り)を横切ります。
七郷堀を渡る道には、橋の名前「蔵前橋」がついています。(撮影地点I)
ここの地名が舟丁といい、船溜まりがあり水運が盛んに行われた場所です。

この先には、七郷堀と六郷堀を分ける堰があります。(撮影地点J)

広瀬川に向かって右方向(上流)に愛宕橋、コンクリートブロックで作られた愛宕堰があります。
(撮影地点K)

現代では、コンクリートで補強された堀ですが・・・
400年以上も維持されてきたのは素晴らしいことと思います。
これからも大切に後世に伝えてほしいものです。

七郷堀をたどって(1)

2022年10月31日 気になっていたご近所の側溝。

地図で調べたら、伊達政宗の時代に作られた七郷堀だった。
(2022年9月1日の投稿「調べてみたら面白い」で紹介)
近くのスーパーから広瀬川の取水口まで堀沿いに歩いてみた。(撮影日 2022年10月30日)

七郷堀は、広瀬川・愛宕橋下流の取水口から東に向かって掘られています。
伊達政宗が城下町を作った時代(1601~)に整備されたといわれ、農業用水として使われ米の増産がされました。
堀の名前「七郷」とは、この用水を利用していた村7つを指しています。

7つの村? 分かりません
南小泉、蒲町、荒井、六丁目、伊在、長喜城、霞目、荒浜
(荒浜・南小泉のどちらかを外して七郷としている記述もあります。)
こんな情報もあります。
明治22年(1889年)4月1日 – 町村制施行にともない、荒井村・伊在村・霞目村・蒲町村・長喜城村・六丁目村・南小泉村・荒浜の計8か村が合併して七郷村が発足。

スタート地点は、若林区役所南側の片道2車線・中央分離帯に歩道と掘割がある場所から。この地区は南小泉といいます。(撮影地点A)

写真奥から手前に水は流れています。道路の下を通り、スーパーマーケットの横を流れていきます。
中央分離帯の堀は奇麗に整備されていました。(撮影地点B)
今時期は、取水口が閉じられ水は流れていません。

ウルスラ学園と若林区役所の境辺りで、流れは北側歩道に出てきます。(撮影地点C)
区役所と公園(養種園跡)の間を流れ、さらに住宅地の間を流れています。

住宅地の細い道を堀に沿って進みます。(撮影地点D)
七郷堀・鞍配堀分水堰があり、広場になっています。(撮影地点E)
広い堀が七郷堀、狭い堀が鞍配堀です。

七郷堀と鞍配堀に沿って見事な桜並木が植えられ、花見を楽しむ場所として有名です。
こちらは、鞍配堀(あんばいぼり)の写真です。(撮影地点F)

「七郷堀をたどって(2)」へ続きます。