宮沢賢治が愛した高原「種山ヶ原」

2013年7月14日 「種山ヶ原(たねやまがはら)」までツーリング。

仙台から、東北自動車道を使い平泉前沢ICまで。
道の駅「みずさわ」に立ち寄ってスタンプゲット。

国道397号を東進、道路は広く快適。
数か所最近の長雨の為か路面に水が流れている。(スピードの出し過ぎに注意)
道の駅「種山ヶ原」に3時間で到着。

種山ヶ原(たねやまがはら)は、宮沢賢治が愛した高原として知られています。
道の駅の「ぽらん」も宮沢賢治の「ポランの広場」からつけています。
道路情報も宮沢賢治にちなんだデザイン。

岩手県奥州市、気仙郡住田町、遠野市にまたがる物見山・大森山・立石などを総称して別名「種山高原」とも呼ばれています。
「イーハトーブの風景地 」の名称で国指定名勝に指定されています。
賢治は種山ヶ原を題材に、『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』、多くの詩や短歌を残しています。
道の駅「種山ヶ原」には、『春と修羅 第二集』の中にある「種山ヶ原」の詩碑が有ります。

種山ヶ原 一九二五、七、一九、 宮沢賢治

まっ青に朝日が融けて
この山上の野原には
濃艶な紫いろの
アイリスの花がいちめん
靴はもう露でぐしゃぐしゃ
図板のけいも青く流れる
ところがどうもわたくしは
みちをちがへてゐるらしい
ここには谷がある筈なのに
こんなうつくしい広っぱが
ぎらぎら光って出てきてゐる
山鳥のプロペラアが
三べんもつゞけて立った
さっきの霧のかかった尾根は
たしかに地図のこの尾根だ
溶け残ったパラフヰンの霧が
底によどんでゐた、谷は、
たしかに地図のこの谷なのに
こゝでは尾根が消えてゐる
どこからか葡萄のかほりがながれてくる
あゝ栗の花
向ふの青い草地のはてに
月光いろに盛りあがる
幾百本の年経た栗の梢から
風にとかされきれいなかげらうになって
いくすじもいくすじも
こゝらを東へ通ってゐるのだ

この種山ヶ原には、キャンプ地(種山高原星座の森キャンプ場)や登山道が多くあります。
夏場、キャンプを計画する時は、候補にしては?

ここの売店でお土産を調達。揚げ饅頭がおいしそう。

お土産 その1 わさびふりかけ  その2 雑穀ブレンド(岩手県産十穀) その3 竹箸 風水ふくろう

お土産 その4 かりんとうまんじゅう(クルミ入りみそあん)

レストランで昼食をすることに。メニューは平凡。
(宮沢賢治にちなんだメニュー、地場産品を前面に出したメニューを出せばいいのに~~)

ざるそばと牛丼を注文。

本日の走行距離・燃費です。

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2 replies on “宮沢賢治が愛した高原「種山ヶ原」”

  1. こんにちは~♪

    「種山高原」・・・、私にとっては鬼門でしょうか?
    二十数年前、「種山高原」にツーリング途中で事故に遭い、
    県立水沢病院へ運ばれ、鎖骨骨折し、手術は全身麻酔になると聞かされ、
    急きょ地元に病院へ入院いたしました。(苦笑)

    事故にはお気を付けて、ツーリング楽しんでください。

    • あの時のケガは、種山高原でしたか。
      大変でしたね。

      私も気を引き締めて運転します。
      「年寄りの冷や水」なんて言われないように・・・

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